読者の気持ち

弁理士の仕事上、書類を作成することが多いです。

その際、意識していることの1つが「読者の気持ち」です。

つまり、「読んでどう思うか」、「書いてあることが書き手の意図どおり確実に伝わるかどうか」です。

特許出願(特許の申請書類)の場合、書き手以外に、

①クライアント(発明者・特許担当者etc)

②特許庁の審査官(特許をあたえるかどうか決める人)

③クライアントの同業者

④他の専門家(弁理士・弁護士)

⑤特許ライセンス・訴訟の相手先

⑥訴訟時の裁判官

が書類を見る可能性があります。

結局、クライアントの意図どおりに、「技術的に正しく」、「法律的に正しく」、「わかりやすく」ということになりますが、1件1件内容が違うので、そこが難しいところ。同時に、腕の見せどころ!

こういったビジネス上の文章に限らず、小説・新聞etc、多数の読み手を意識して正確な文章を書く、というのは一朝一夕ではどうにもならないです。

長期にわたる読者・校閲者からのフィードバックで、書き手自身の意識のなかに公正な読者をつくること、が1つの到達点のように思います。

コンパクトで的確に意図・目的を伝える文章に出くわすと、本当に感心(感動すら)します。

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弁理士 青木 修 @ オーブ国際特許事務所
1999年に弁理士登録して以来、東京にて電気情報系の国内・海外特許業務に従事。
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