弁理士のスキルを示す指標

開業してから5年が経過し、特許出願の中間手続が増えてきたこともあり、最近、弁理士のスキルを示す客観的な指標について考えています。

客観的な指標を公開したいと考えていますが、その指標から、ある程度、弁理士のスキルレベルがわかるようなものでないと意味がないと思います。

「数」もそれなりに意味を持ちますが、「率」のほうが比較的スキルレベルに相関するように思います。

特許出願から登録までのアクションで考えると、いくつかの指標が考えられます。

(1)審査請求率・・・審査請求数/出願数

(2)特許査定率・・・特許査定数/(特許査定数+拒絶査定数)、あるいは特許査定数/審査請求数

(3)反論成功率・・・反論成功数/(反論成功数+反論失敗数)、反論成功数=拒絶理由に対して意見書で反論して特許になった出願数

(1)審査請求率
重要な特許出願ほど審査請求をする可能性が高いため、重要な特許出願を依頼されているほど、審査請求率が高くなる、ということが考えられます。

(2)特許査定率
特許査定率は、発明の質、出願明細書の質、中間手続の質などに相関すると思います。

(3)反論成功率
反論成功率は、特許査定率に近いですが、特許査定率に比べて、中間手続の質のウェイトが高くなるかと思います。ただ、拒絶理由のない請求項へ限定する場合は、反論成功から除く必要があるかと思います(成功するのが当たり前なので)。

なお、単純に特許になればいいというものでもないことは理解しています。権利範囲の広さや、実際のビジネスに対する重要度は、特許1件1件で違いますので。それでも、指標がないよりあったほうがわかりやすいかと。

・・・分母がある程度増えたら公開しようかと思っています。

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弁理士 青木 修 @ オーブ国際特許事務所
1999年に弁理士登録して以来、東京にて電気情報系の国内・海外特許業務に従事。
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